私が過去に使用したマット

 

 ここでは、私が以前に、実際に使用したマットの、使用状況を報告します。但し、なにぶんにも、過去に使用したものであり同じ製品でも、現在販売されていものとは、仕様が異なっている可能性がありますので、ご注意下さい。

また、これはあくまで、私が飼育した時の結果ですから、他の人がやれば、また違った結果がでるかもしれません。

 

* 近所の大工さんからタダでもらったオガクズ

 カブトムシを飼い始めた頃、子供の頃にやっていたように、飼育ケースに大工さんからもらった極細微粒子のオガクズを入れて飼育していたら、卵をたくさん産んでくれました。

この時は、カブトムシの幼虫飼育についての知識もなく、ある本に「腐葉土などのマットを幼虫が食べて、かさが減ったら、入れ足してやりましょう」という記述があったので、マットの交換はせずに、減った分だけを入れ足してやりました。

そしたら、羽化したのは、カナブン並の大きさしかない、超ミニサイズのミニカブばかりでした。中型の飼育ケースで、マットの交換なしで、6匹も羽化させたのですから、相当のエサ不足だったと思います。

それ以後、私が、カブトムシの飼育について書いてある本を、素直には信用しなくなったのはいうまでもありません。

 この時は、過密飼育とエサ不足で、超ミニカブばかりでしたが、材木の切断時に発生する微粒子のオガクズでも、飼育自体は可能であることがわかりました

 

* 三晃商会「くぬぎマット」とオガクズのブレンドマット

 三晃商会の「くぬぎマット」は、インターネット等では、あまり見かけませんが、私が住んでいる地域では、売っているところが、わりと多いです。ただ、このマットは、乾燥しやすいので、保水性のよい、上記の微粒子のオガクズとブレンドして、使用しました。

結果は、羽化した8匹のうち、2匹は、まずまずの大きさに育ちましたが、残りの6匹は、ミニカブでした。

 

* マルカン製「昆虫えさマット若葉」

 ホームセンターで、格安で売っているこのマットをみつけ、早速使用してみました。しばらく、使用していく内に、幼虫の数が、急激に減っているのがわかり、あわてて使用を中止し、別のマットに変更しました。このマットは、水分調整が難しいようです。

 

* 完熟無臭の牛糞堆肥(メーカー名不明)

 テレビのニュースで、とある牧場で、牛舎から出た堆肥に、カブトムシが大発生したとのニュースを見て、完熟無臭の牛糞堆肥を、ホームセンターで購入し、使用してみることにしました。

しかし、ホームーセンターで売っていたこの牛糞堆肥は、開封してそのまま使用したのでは、カブトムシには合わないようで、幼虫がすぐに堆肥のマットから出てくる為、使用を中止しました。

 

* ミタニ製「くぬぎのいいとこ」 

 インターネット上で、3齢幼虫には、「くぬぎのいいとこ」がいいようだとの記事をみつけ、それなら、1齢から「くぬぎのいいとこ」を使用すれば、さぞかし、大きな成虫に育つだろうと思い、さっそく産まれたばかりの1齢幼虫に使用してみました。

その年は、仕事が忙しく、ほとんど幼虫の世話ができず、秋になって、久しぶりに飼育ケースをのぞいてみると、幼虫は1匹もおらず、すべて、消えてなくなっていました。「くぬぎのいいとこ」が1齢幼虫に合わなかったのか、私の管理が悪かったのかは、わかりませんが、とにかくその年の幼虫は、全て冬を迎えることなく死んでしまいました。

ただ、別の機会に、3齢幼虫に、この「くぬぎのいいとこ」を与えたところ、とてもよく食べていました。3齢幼虫には、とてもいいようです。

 

* JTの「落ち葉100%腐葉土」

 安く幼虫を飼育できないかと思い、カブトムシの飼育に適しているといわれている、JTの「落ち葉100%腐葉土」を、1齢幼虫に使用してみました。

およそ2ケ月経過した時に、飼育ケースの中をみてみると、幼虫がいるにはいましたが、他のマットで飼育しているものに比べて、どれもサイズが小さく、幼虫の生存率も悪るかったので、別のマットに変更しました。

また、別の年に、3齢幼虫1匹を入れて、試してみましたが、最初の1匹は、約1ケ月で死亡、続いて入れた2匹目も、春まで生存はしていましたが、やはり、極端に小さく、ほとんど成長していませんでした。

インターネットのホームページなどでは、腐葉土でも大きく育つという旨のことが書かれているものもあるようですが、JTの腐葉土での飼育はしない方がいいと思います。

 

* 寿産業製「バンブーパウダー」(旧タイプ)

 このマットは、くぬぎとかではなくて、何と竹を粉砕したものです。本来は、土壌改良材などとして使用されているものだそうです。

 このマットを使用してみると、幼虫の生存率などが、以前に使用したマットよりもよく、保水性もよくて、ダニとかもあまり発生せずに、とても使いやすいマットでした。もちろん、幼虫も、それなりによく育ち、ほとんどの個体が、中型以上の成虫となって羽化しました。

ただ、この「バンブーパウダー」は、個人向けの小口販売がいち時中断され、今年からまた、再開されましたが、値段がかなり高額なものになっています。また、私が使用したのは、数年前ですから、現在売られている物とは仕様等が違っているかもしれません。

ちなみに、以前は、「バンブーパウダー」40リットル入り、1袋が1400円でした

 

* 和歌山かぶと産業製「えさマット」

「バンブーパウダー」の小口販売中止にともない、不足分を補う為に、2002年の4月から、一部の飼育ケースで使用のが、このマットです。 このマットは、オーソドックスに、椎茸のホタ木を粉砕したものです。

このマットを開封したとたん、中からダンゴ虫が、1匹でてきて驚きました。このマットは、きめが粗く、中には小枝なども混じっていました。蛹化を控えた時期にこういうマットを使用していいものかどうか迷いましたが、とりあえず使用してみることにしました。   

しかし、使用してみると、幼虫がもりもり食べはじめ、みるみる大きくなっていきました。3齢幼虫には、とても適しているようです。

私は、蛹化の前の時期に、飼育ケースの底に土を敷いたり、マットを押し固めたりはしません。こういうきめの粗いマットで、はたして蛹室がつくれるのか心配でしたが、いつの間にか、小枝などはマットの上の方に移動し、マットの底の方は、きめの細かめのものばかりになっていました。

幼虫たちがそうしたのか、幼虫がマットの中を移動しているうちに、自然にそうなってしまったのかは、不明です。

 そして、きめが粗めの和歌山かぶと産業のマットでも、幼虫達は上手に蛹室を作り、ほとんどが中型以上の成虫となって羽化しました。

 

* 廃品利用のケチケチマット

近所の大工さんから、タダでわけてもらった微粒子のオガクズに、バナナの皮やしめじの石突きの部分をまぜて発酵させた、廃品利用のケチケチマットです。やはり、大工さんからわけてもらったオガクズ(針葉樹が主?)が中心であった為か、1〜2齢幼虫の生存率も低く、サイズも小さかったので、使用を中止し、途中から他のマットに変更しました。やはりタダのマットで、カブト虫を飼育しようというのは、ちょっとムシがよすぎたようです。

 

* きのこの山製 椎茸ホタ木粉砕マット

 椎茸のホタ木を粉砕した、きめの細かいマットです。値段が安かったので使用してみることにしました。このマットは、1〜2齢幼虫の生存率が極端に悪く、30匹ぐらいは生まれていたはずなのに、3齢まで生存出来たのは、わずかに6匹だけでした。この6匹、3齢初期の時点では、わりと大きい方だったので、かなり期待していたのですが、それからは、なぜか、成長が止まってしまい、大きくはなりませんでしたので、これも、途中で使用を中止し、他のマットに変更しました。

 

* きのこの山製 ビートルマット(旧タイプ)

 メーカーによると、外国のカブトムシ用ではあるが、日本のカブトムシでも「大丈夫」とのことであり、値段も比較的安かったので、使ってみることにしました。

使ってみると、結果は抜群によく、ほとんどが例年にない大きな固体に育ちました。

ただし、このきのこの山の「ビートルマット」は、途中で全く仕様が変わり、以前は粉末状でしたが、平成15年の初め頃から同社で同じ製品名で売られだしたものは、直径2〜3mmの、まるで1齢幼虫の糞のような、粒状のものに変わりました。私が、主に使用したのは、旧タイプの粉末状のものです。

新タイプの粒状のものも、一部に3月頃から使用してみましたが、幼虫の蛹化や羽化には、支障はないようです。

この新タイプのものも、使用しているうちに、粒がくだけて粉末状になるようで、成虫が羽化する頃には、超微粒子の粉末状になっていました。

 

 

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